2020年1月現在、あまり多くはありませんが、クレジットカードを利用して「つみたてNISA」の積み立てができる金融機関があります。クレジットカード決済を利用すると、普段の支払いを投資信託の積み立てをまとめられるし、ポイントも貰えるので便利でお得なんですよね。
★クレジットカード決済に対応する証券会社
- 楽天証券
- tsumiki証券
この記事では、クレジットカード決済に対応する証券会社を紹介しつつ、以下のような事柄を紹介します。
★本記事の概要
- クレジットカード決済サービスの概要
- ポイント還元率や選べる投資信託など
- クレジットカード決済を選ぶ注意点など
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クレジットカード決済利用可能な証券会社
楽天証券 + 楽天カード
楽天証券では、楽天カードを利用してつみたてNISA口座で投資信託の積み立てを行なえます。
★楽天カード決済の条件
- 積立額は最大5万円 / 月まで(※)
- ポイント還元率は1%
- 積立日は毎月1日以降の最初の営業日
- 楽天スーパーポイントでの投資は可能
※つみたてNISA口座での積み立ては毎月33,333円まで
公式サイト 楽天証券
★楽天証券で購入できる投資信託
- つみたてNISA対象投資信託のほぼ全て
ご存知、楽天証券は主要ネット証券の中で、もっともつみたてNISAの口座開設数が多い金融機関だそうです。その理由は、言うまでも無く、楽天カード決済を利用した高いポイント還元率です。
筆者がTwitterで行なったアンケートでは、楽天証券でつみたてNISAを利用している人の大半は楽天カード決済を利用しており、利用していない人であっても、関心を持っていることが分かります。
楽天証券で #つみたてNISA をご利用中の方!🥰
楽天カード積み立て(クレジットカード積み立て)は利用していますか??
— みらいあせっと@東北投信🇨🇦🌴🇹🇭 (@instockexnet) January 4, 2020
★投票結果(最終結果)
- 使ってる:52.5%
- まだ使ってないが関心がある:17.0%
- まだ使っておらず、関心もない:5.7%
- 結果見る:24.8%
投票数:383票
楽天カード決済の利用上のデメリットがあるとすれば、楽天カード会員は1000万人を超えており、しばしばサポートに電話が繋がらないなどの話があります。また、ネットではしばしば「突然利用停止にされた」との話を見かけることもあります(が、個人的にはこれはユーザーの使い方に問題があるのだと思ってます。筆者カードは強制停止になったことはありません)。
楽天証券は、eMAXIS slimシリーズやたわらノーロードシリーズなど、ほぼ全てを選択できるため、ネット上の有名な投資信託を選びやすいのがメリットです。筆者オススメの投資信託も、楽天証券なら購入可能です。
★筆者オススメのつみたてNISA対象商品
- 失敗を避けたい派:ニッセイインデックスバランスファンド(4資産均等型)
- 中間:eMAXIS slim バランス(8資産均等型)
- 大きく儲けたい派:eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)
tsumiki証券 + エポスカード
tsumiki証券では、エポスカードを利用してつみたてNISA口座で投資信託の積み立てを行なえます。
★エポスカード決済の条件
- 積立額は最大5万円 / 月まで(※)
- ポイント還元率は年間の積立金額 × 0.1%(初年度)~0.5%(5年目以降)
- 積立日は毎月10日前後
- エポスポイントでの投資は不可
※つみたてNISA口座での積み立ては毎月33,333円まで
公式サイト tsumiki証券
tsumiki証券は丸井グループが証券業界に参入して開始した証券会社で、投資信託の積立投資のみを扱っています。2020年1月現在で以下の4つの投資信託のみを販売しています。
★tsumiki証券で購入できる投資信託
- コモンズ30投信
- ひふみプラス
- セゾングローバルバンガードバランスファンド
- セゾン資産形成の達人
いずれも、つみたてNISA対象の投資信託
この商品ラインナップには賛否両論ありますが、店舗で相談できることもあって、独自の存在感を築いているように感じます。
今年もtsumiki証券では「べんきょうかい」を開催します♪
投資がはじめてで不安な方、tsumikiのサービスについて聞いてみたい方、大歓迎です。
ぜひ #有楽町マルイ に遊びに来てください!
予約はこちら→https://t.co/4BbrXjPORS pic.twitter.com/V07SYrJZeo— tsumiki証券 (@tsumiki_omamori) January 10, 2020
問題点があるとすれば、tsumiki証券で購入できる投資信託はすべて「アクティブファンド」で、今後20年にわたって高いパフォーマンスを出せるかが不確実な点です。特にひふみプラスなんかは、ファンドが大きくなりすぎてすでにピークアウトしている感もあるので、注意が必要です。
ちなみに、個人的には「そもそも、田舎にはマルイなんて無いですw + マルイ系列のエポスカードを持つメリットも無い」ということで、あまり気には留めていません。どうしても実店舗でのサービスは、店舗のある周辺地域のユーザーに限られますよね。
もちろん、ウェブからも口座開設を申し込めますので、マルイユーザーが利用する金融機関としてはオススメです。
クレジットカード払いで決済するときの注意点
積立日は自分で決められない
上記の2サービスは、いずれも積立日がサービス側で決められており、投資家個人が自由に決めることはできません。
ただ、おそらく多くの方は「積立日はいつが良いか」で悩むと思うので、その点では「悩まなくて良い」というメリットとも言えますね。
他社クレジットカードは利用できない
楽天証券もtsumiki証券も、積み立てに利用できるカードはそれぞれ自社のクレジットカードに限定されています。他社のクレジットカードは積み立てに設定できませんので、ご注意ください。
★利用できるクレジットカード
- 楽天証券:楽天カードのみ
- tsumiki証券:エポスカードのみ
重要:クレジットカードの返済は忘れずに
クレジットカード決済で積み立てた場合、その積立代金の返済はクレジットカードの返済日に一緒に請求されます。もし返済が遅れた場合には、信用情報(いわゆるクレヒス)に影響が出ますので、忘れずに返済を行なうようにしてください。
両サービスとも最大5万円まで積み立てられますが、無理のない金額を設定したほうが良いですね。ポイントがもらえても、お金を返済できないのでは本末転倒ですから。
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まとめ
- 楽天証券は楽天カードで積立可能。最大5万円まででポイント還元率は1%
- tsumiki証券はエポスカードで積立可能。最大5万円まででポイント還元率は0.1~0.5%
- クレジットカードの返済を忘れずに。返済し忘れるとクレヒスに傷が付く可能性
個人的なオススメは楽天証券のサービスですね。ポイント還元率も高く、商品選択の自由度も高いです。
商品選びで困ったら、eMAXIS slimシリーズを選択すると良いと思います。個人的オススメは8資産均等型はオールカントリーです。
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