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ローリスク派の「つみたてNISA」利用法。予想される利益から老後の売却モデルまで

毎月3.3万円積み立てた時、20年後に得られるリターンの見込み額 積み立てる商品別
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「つみたてNISA」を始めたら、どのくらい儲かるか、って気になりますよね。本記事では、つみたてNISA対象投信のうち、特に債券比率の高い「ローリスク」なファンドについて、

  • 将来予想される利益
  • そこから、老後の生活にどの程度役立つか

といった点を解説します。

最初にざっくり述べてしまうと、ローリスクなファンドを20年間運用すれば、投資額は1.2~1.4倍程度に増えていれば平均的な成功です。これは過去データの試算に基づく結果です。

これを踏まえ、老後の生活まで、一緒に見ていきましょう。

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そもそも、ローリスクな商品にはどんなものがある?

「ローリスクな商品」の定義

以下の記事でも触れていますが、つみたてNISAにおいてローリスクな商品とは、債券比率の高いバランスファンドのことを示します。ここでは、債券比率が50%を超えるものをローリスクな商品と定義しましょう。

ぶっちゃけ、つみたてNISAの儲けっていくらぐらいなの?
つみたてNISAでの儲けの額に関心がありますか? いくらお金が手に入るのか。それで将来(老後)の生活が豊かになるのか。って凄い関心事なんですよね。ここに興味を抱く方って多いと思います。 そこで、いろいろ試算とかやってみましたよ!...

どんな商品がある?具体的な商品を教えて

全部は網羅しきれないので、代表的なものをピックアップします。

  • 三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)(愛称:マイパッケージ)
  • ダイワ・ライフ・バランス30
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド 4資産均等型
  • JP4資産均等バランス
  • 楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)(愛称:楽天・バンガード・ファンド(バランス債券重視型))

など、主に債券の比率が50%~70%ほどあるファンドです。ブロガー界隈で人気になりやすい「eMAXIS slim 先進国株式インデックス」「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」などのハイリスクハイリターン商品に比べると、やや知名度の劣るファンドが多いように感じます。

本記事では、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド 4資産均等型」を例題に使います

今回は、筆者の勝手なるチョイスにより、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド 4資産均等型」を例題に使いたいと思います。このファンドは、債券と株式の比率が50%ずつで、リスクを抑えつつ利益を取りに行くような、堅実な商品です。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)|投資信託のニッセイアセットマネジメント
【ニッセイアセットマネジメント】の「<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」。実質的に国内外の株式市場および債券市場の動きに連動する投資成果を目標に運用を行います。

つみたてNISAでローリスクなファンドを選んで運用するアドバンテージ

  • 大きな損失を抱えにくいため、「大損して途中でやめたくなる」可能性が低い
  • リスクが小さいため、20年後の予想成績が大幅にずれる可能性が低い

もちろん、ローリスク = ローリターンなので「大きくは儲からない」というデメリットもあるんですが、その分「堅実」なんですよね。大きなリターンを掴もうとして、逆に大損して敗退・・・みたいなことは少ないと思います。

ローリスクなファンドを20年運用したら利益はいくら?

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド 4資産均等型の過去の利回り

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド 4資産均等型については、筆者別サイトにて、既にいろいろ試算を行っています。

  • 幾何平均利回り:4.06%(1998年~2017年)

この利回りは、1998年から2017年に<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド 4資産均等型と同じアセットアロケーションで構成されたベンチマークに「投資」した時に得られる平均リターンです。

実際には、投資信託特有のコスト(信託報酬)などが発生することから、幾何平均利回りは3%台になると予想されます。この利回りは、毎年きっちり3%ずつ増えるのではなく、ある年は1%、またある年は5%とばらつき、最終的に成らすと3%台になる、という考え方をします。

今後期待される利益はどのくらい?

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド 4資産均等型の利回りが将来も変わらないとして、投信アシストで計算してみます。

投信アシスト “つみたて&分散シミュレーション”

もし、幾何平均利回りを3.5%(4.06%から信託報酬を差し引き、加えて将来の利回りが若干低下したと仮定)とした場合、毎月1万円を20年間積み立てると、240万円の投資に対し、345.7万円の利益(投資額の1.4倍)を期待できます。もし、つみたてNISAの満額に近い3.3万円を積み立てるならば、20年後の評価額は1,141万円に達します。

毎月3.3万円積み立てた時、20年後に得られるリターンの見込み額

20年後に投資額の1.2~1.4倍程度にお金が増えていればだいたいOK、といえそうな結果です。

老後の売却プラン。運用した投資信託を20年間で取り崩したら?

仮に、毎月3.3万円を積み立てて、65歳時点で1000万円に達したとしましょう。これを85歳までの20年間で取り崩すことを考えてみます。

投資信託はある時一括売却することを考える方が多いようですが、できるだけ運用を継続しながら、必要な分だけを取り崩して行く、という考え方もあるのです。弊サイトでは、この「定額売却」で投資信託を売却することをオススメします。
この計算は以下のページの計算機を利用します。
資本回収係数
資本回収係数を計算し、指定利率での表を作成します。
  • 年金原資:1,000万円
  • 年利率:3.5%
  • 積み立て年数:20年(65歳から85歳までとする)

この条件で計算すると、1年当たりの年金額は70万円、1ヶ月あたりで約5.7万円になります。この金額では、投資信託の売却だけで生活を維持するのは難しく、年金支給に投資信託の売却益を加算する、といった形になります。

運用プランをまとめると

毎月3.3万円を積み立てると、老後は毎月5.7万円使える

  1. つみたてNISAを利用して、毎月3.3万円の積み立てを20年間継続しよう
  2. 過去のデータを利用する限り、平均的な成績として、792万円の積み立てに対し、349万円ほどの利益を期待できる(つみたてNISAなので、この利益に対する税金は非課税)
  3. 仮に1000万円の評価額になったとして、65歳から20年間で取り崩すと、毎月5.7万円を生活費にできる

「毎月5.7万円」老後の生活費に足りないと思ったら

この老後の額を少ないと思ったら、さらに積立額を増額します。といっても、つみたてNISAの限度額(毎月3.33万円)をめいっぱい使っていますから、iDeCo(個人型確定拠出年金)や課税口座(特定口座や一般口座)などを併用することになります。

実際には(制度が変わらない限り)公的年金ももらえますから、あなたが22歳から65歳まで、会社員として継続して年金を支払い続けていれば、月10~15万円程度は貰えるはずです。それに5.7万円を足すわけですから、老後は新卒社会人クラスの収入にはなるかと思います。

本商品を購入できる証券会社

  • 今村証券
  • エイチ・エス証券
  • SBI証券
  • 岡三オンライン証券
  • カブドットコム証券
  • GMOクリック証券
  • 東海東京証券
  • フィデリティ証券
  • 松井証券
  • マネックス証券
  • 楽天証券

SBI証券や楽天証券で購入すると、ポイントが付与されるので他の証券会社よりほんのりお得です。

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まとめ

  • つみたてNISAのローリスクな商品には、DC年金バランス30(債券重点型)やニッセイ・インデックスバランスファンド 4資産均等型など、債券比率が50~70%程度の商品がある
  • これらの商品を20年間積み立てて運用した場合、20年後の運用成績は投資額の1.2~1.4倍程度になれば運用成功
  • 仮に、毎月3.3万円を積み立てて、老後時点で1000万円の資産になった場合、その後20年間で毎月5.7万円程度の生活費にできる。年金支給額もあわせれば、新卒社会人程度の生活はできそう

つみたてNISAでは、ローリスクな商品はあまり人気がないものの、「できるだけお金を損したくない」という気持ちが強いなら、記事中で挙げたファンドを中心にチェックすることをオススメしたいと思います。

ローリスクとはいえ、おそらく投資額の1.2~1.4倍程度には増えると思います。この額が少ないと思ったら、もっとハイリスクな商品を選ぶようになさってください。

ハイリスクハイリターン派の「つみたてNISA」利用法。予想される利益から老後の売却モデルまで
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