楽天証券でつみたてNISAを始めるなら、最初に楽天証券の口座開設が必要です。この記事では、
- 楽天証券の口座開設の流れ
- 必要な書類や、よくある疑問点の解説
- つみたてNISA口座を開設するにはどうすればいいか
- 特定口座とつみたてNISA口座の使い分け
などを紹介します。
楽天証券は口座開設料も、その後の口座維持費や年会費も全て無料なので、初めての証券会社としても最適!「楽天スーパーポイントで投資信託を購入できること」だけでも覚えておいて欲しいです。
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他の証券会社に対する楽天証券の優位点
- 楽天カード(クレジットカード)を利用した積み立てで1%のポイント還元
- 楽天市場のSPUとの連携
- 投資信託の残高に応じて、楽天スーパーポイントを還元
- 楽天スーパーポイントを利用して投資信託・国内株式を購入できる
楽天証券は、楽天全体のポイントサービスである「楽天スーパーポイント」を利用した連携が非常に強力です。あなたがすでに楽天市場や楽天モバイルなど、楽天系列のサービス利用者なら楽天証券は一押しですし、これからポイント投資を始めるために、楽天証券を利用するのもありです。
最近だと楽天カードや楽天ペイを利用して楽天スーパーポイントを貯めて、そのポイントで投資信託を買うことも良いですね!以下は筆者の楽天スーパーポイントの利用履歴で、貯めたポイントを定期的に投資信託の買い付けに充てています。
そのポイント投資やクレジットカード積み立てを利用した積み立ては、現在は6,000円ほどの利益が出ています(2020年1月現在)。「ただのポイントを運用したら現金が増えた」ってすごくないですか?
筆者もポイント投資に関心を持って楽天証券を利用し始め、ポイント投資のために楽天カードまで作ってしまったほどです。「楽天スーパーポイント」は身近での店舗でも貰えることが多いため、最近は欠かさずポイント集めに励むようになりました。
例えばツルハで貰ってますよ!
★筆者の楽天証券の使い方
- 楽天カードで投資信託の積み立てを実行
- 楽天カードを使ってたまったポイントで投資信託を購入
- 買った投資信託に付与されたポイントでさらに投資信託を購入
- たまに楽天市場で買い物(でも、普段はあまり通販はしないの)
楽天カード積み立ては2019年にもっとも資産形成に役立ったサービスだと思っています。なぜなら、確実に積み立てられるから。
楽天証券口座の開設の流れ
- 同証券のウェブサイトにアクセスし、必要事項を入力します
- 本人確認書類をウェブサイトからアップロード
- 楽天証券から「書留郵便」で書類(ログインIDとパスワード記載)が届きます
- 楽天証券のスマートフォンアプリ「iSPEED」を使ってマイナンバーの画像をアップロード
- 書類の「取引パスワード」を使って取引開始
なお、筆者が口座開設してからしばらく経ちますので、現在は若干異なる可能性があります。
口座開設の申し込み作業は、早い人で5~10分程度、少し時間がかかる人で20分程度かかります。取引までは1営業日~1週間程度です。
あなたがオンラインショッピングサイト「楽天会員」の会員の場合、楽天サービスの登録情報を利用して証券口座を開設できますので、簡単です。
口座開設に必要な情報
- あなたの氏名・性別・生年月日
- あなたの住所・郵便番号
- あなたが勤める企業名や住所・役職の有無
氏名などは間違いなく入力するようになさってください。あなたの勤務する会社に在籍確認を行ったり、営業の電話がかかったりすることはありません。安心して、会社名なども登録なさってください。
口座開設時に用意しておくもの
- 運転免許書や健康保険証、住民票のコピーなど
あなたのお名前、ご住所、生年月日を確認できる公的な書類が必要です。マイナンバーカード(12桁の個人番号カード)も本人確認書類として利用できます。
マイナンバーは口座開設後に、楽天証券のスマートフォンアプリ「iSPEED」を使って提出します。口座開設時に手元に用意する必要はありませんが、いつでも提出できるようにしておいてください。
つみたてNISA口座を開設しよう!
「つみたてNISA」口座は、証券口座開設時に同時に申し込むのが簡単です。少々ややこしい話ですが、あなたは証券口座を開設することで、1つの証券口座の中に、
- 特定口座(課税口座)
- つみたてNISA口座(非課税口座)
の2つを開設することになります。
特定口座・源泉徴収ありを申し込もう
特定口座とは、株式や投資信託を売り買いしたときに生じる税金の計算を、あなたではなく証券会社に任せてしまう口座のことです。
特定口座の申し込み時に、以下の3つから必ず1つだけ選びます。あなたがつみたてNISAのみを利用する場合にも必ず選択します。
- 特定口座・源泉徴収あり:原則確定申告は不要で、納税を楽天証券が行う
- 特定口座・源泉徴収なし:取引報告書の準備は楽天証券が行うので、あなたは確定申告と納税を行う
- 一般口座(特定口座を利用しない):あなたが税金の計算と納税を行う(現在、選ぶメリットはありません)
特別な理由はない限り、特定口座・源泉徴収ありがオススメです。
特定口座とつみたてNISA口座の関係は以下の図のようになっています。一般に「証券口座開設」とは証券総合口座のことを指し、その中につみたてNISA口座(非課税口座)と特定口座(課税口座)が共存するイメージです。「源泉徴収あり/なし」の選択は特定口座部分のことで、どちらを選んでもつみたてNISAとは直接関係しないのです。
つみたてNISA口座を開設しよう
特定口座とは別に、あなたは以下のNISA口座から1つだけ選択できます。一般NISAとは2013年から始まった制度で、つみたてNISAとは異なりますので、選択時に注意してください。
- NISA(一般NISA):株式の売却益や配当金を非課税にできる
- つみたてNISA:投資信託の積立投資で得た利益を非課税にできる(長期の資産形成に利用できる)
- NISA(一般NISA)もつみたてNISAも利用しない:非課税制度は利用しない
口座開設完了通知は「簡易書留」で届きます
楽天証券から発送される書類は「簡易書留」で届きます。受取時にあなたのサインが必要ですので、在宅時に受け取るようになさってください(簡易書留なので、あなたのご家族が受け取ることもできます)。
万が一、不在の場合は再配達を依頼するか、最寄の郵便局で受け取れます。
よくある質問
口座開設にお金はかかりますか?
いいえ、無料です。年会費のようなお金も不要ですので、飽きたら放置でもOKです。
投資を始めるタイミングはいつでも良いですか?
はい、大丈夫です。あなたのペースでご利用してみてください。
楽天証券のオススメの使い方
楽天スーパーポイントで投資信託を買おう
最初のうちは「投資で損をしたら怖いな」と思うかもしれません。それなら、楽天スーパーポイントを使って、ためしに投資信託を買ってみるのがオススメ。
楽天スーパーポイントは、楽天市場をはじめ、楽天の各種サービスを利用すると貯められます。
また、楽天証券は100円から投資信託を購入できますから、楽天スーパーポイントを持っていないければ、100円から投資信託を買ってみるのも良いと思います。
楽天カードでつみたてNISAを始めよう
楽天証券は主要ネット証券で唯一「楽天カード(クレジットカード)」を使って、つみたてNISAを積み立てられます。積立額の1%が楽天スーパーポイントで還元されますので、その還元分だけお得なのです(もちろん、そのポイントで投資信託を購入できます)。
具体的なやり方は以下の記事を参考になさってください。
楽天証券ならではのつみたてNISA口座と特定口座の使い分け
楽天証券では2019年10月末から、楽天スーパーポイントを使って国内株式も購入できるようになりました。そのため、例えば、貯めたポイントに現金を加えて、株主優待銘柄や配当金利回りの高い高配当銘柄を買うこともできます。
つみたてNISA口座で購入できるのは投資信託だけですから、株主優待銘柄や高配当銘柄は特定口座を利用して購入します。
すなわち、
- つみたてNISA:投資信託の積み立て
- 特定口座:株主優待銘柄や高配当銘柄の購入
といった使い分けですね。この運用は「コア・サテライト運用」といい、理に叶っている運用方法ですから、ぜひ試してみてください!
まとめ
- 楽天証券の口座を開設するために必要な時間は、申し込みフォームの入力に最長20分程度、取引開始まで最長1週間程度
- 書類は「簡易書留」で届く。不在時は再配達を依頼するか、郵便局で受け取ろう
- 楽天スーパーポイントで投資信託を買おう。そのためだけに証券口座を開設してもいい
なんといってもオススメは楽天スーパーポイントによる投資信託買い付けです。
資産形成を始めるきっかけにいかがでしょうか。
余談:もしもSBI証券と迷っていたら?
どちらが良いかを記事にしてみました。
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