結論から述べると、つみたてNISAを通じて中国株に投資したければ、以下のようになります。
- つみたてNISAで中国株「だけ」で運用することはできません
 - しかし、中国株に投資する投資信託を選ぶことができます
 - 主に「MSCI エマージングマーケットインデックス」に連動する投資信託を選んでください
 
例えば、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド」はMSCIエマージングマーケットインデックスに連動する投資信託の1つです。このような投資信託を選んで運用すると、主に中国株に投資した結果を得ることができます。

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つみたてNISAで中国株に投資する方法
つみたてNISA対象投信で中国株100%で運用する商品はない
つみたてNISA対象投信の中で、中国株100%で運用する商品はありません。そのため、つみたてNISAで中国に投資したければ「中国 + α」で運用される商品を選ぶことになります。
「中国 + α」で運用される商品はどれか
2019年9月18日時点で、以下のような商品があります。
- たわらノーロード 新興国株式
 - <購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド
 - 野村インデックスファンド・新興国株式
 - 三井住友・DC新興国株式インデックスファンド
 - i-SMT 新興国株式インデックス(ノーロード)
 - SMT 新興国株式インデックス・オープン
 - eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
 - eMAXIS 新興国株式インデックス
 - つみたて新興国株式
 - Smart-i 新興国株式インデックス
 - SBI・新興国株式インデックス・ファンド
 
結構数がありますね。
この中で「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」を除く商品は「MSCIエマージングマーケットインデックス」に連動する投資信託です。一方、「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」は「FTSEエマージングインデックス」に連動します。
この中から商品をお選びください。
実際にはどの程度中国に投資されるの?
だいたい投資額の3割程度(台湾も含めると4割程度)
以下は、<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンドの投資先を示すものです。


これによると、ニッセイ新興国株式インデックスファンドに投資したお金の約3割が中国株式に投資されます(台湾も考慮すると4割)。他のインデックスファンドも、同じベンチマークを採用していることから、ほぼ同等の比率で運用されています。
SBI・新興国株式インデックス・ファンドはベンチマークが異なるものの、こちらもおおよそ3割のお金が中国株式に投資されます。

オススメの新興国株ファンドは?
eMAXIS Slim 新興国株式インデックスをオススメします。
- 純資産が多いです
 - コストが低いです
 
中国のみに投資したければ一般NISAを
あなたがどうしても中国株のみ投資したければ一般NISAの利用をオススメします。

中国株に投資する方法は、
- 中国株に連動する国内ETFを売買する(一番かんたん!)
 - 中国株に連動するつみたてNISA対象「外」の投資信託を買う
 - 中国株を扱う証券会社に口座を開設する
 - 中国株に連動する海外ETFを売買する
 
の4つの方法があり、もっとも簡単な方法が国内ETFを売買する方法です。国内ETFは一般NISAを利用できますので、それを利用すると非課税になる分だけお得に運用できます。
ただ、国内ETFの中国株ETFはなぜか分配金を出していないため、株価上昇と分配金収入の両取りのために海外ETFを利用しても良いと思います。例えば、iシェアーズ 中国大型株 ETF(ティッカー:FXI)等を購入すると、中国に投資できますし、6月と12月に分配金を貰うこともできます。
国内投信を選ぶ手もありますが、商品性がかなりピンきりなので、しっかり選ばないと儲かりません。
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まとめ
- つみたてNISAを使って、中国株「のみ」に投資する商品を運用することはできない
 - MSCIエマージングマーケットインデックス連動の投資信託を選ぼう。その代表はeMAXIS Slim 新興国株式インデックス
 - 中国株のみに投資したければ、つみたてNISA以外に目をむけよう
 
中国株は個人的にも投資したいですね!もし筆者個人が選ぶなら、最初は海外ETFに目をむけて、まとまった資金ができたら中国個別株の運用を始めると思います。
  
  
  
  

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