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【つみたてNISA】人気商品「eMAXIS slim 米国株式(S&P500)」の積立額と老後資金の関係!




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積み立てる商品別

つみたてNISA対象投信の人気商品の1つに「eMAXIS slim 米国株式(S&P500)」があります。まだ、2018年7月に設定されたばかりですが、すでに多くの投信ブロガーの話題の中心になる商品の1つです。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | eMAXIS
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さて、この記事では、eMAXIS slim 米国株式(S&P500)に毎月いくら積み立てたら、老後のお金はだいたいいくらぐらいになるのか、を試算します。理想的な数値を使っていますので、実際にはもう少し利益が減るものだと思って、ご覧ください。

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)の商品的な解説などは別サイトの記事をご覧になってください。

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投資信託のモーニングスター|スナップショット[eMAXIS Slim米国株式(S&P500)]
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の特色は、主要投資対象は、S...

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eMAXIS slim 米国株式(S&P500)の平均利回り

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)の幾何学平均利回りは、S&P500インデックス(円ベース)のデータを利用することで以下のように求めました。

  • 平均利回り:6.42%

※myINDEXの過去20年(1998年~2017年)のデータに基づく

※実際には信託報酬などのコストが生じるため、実際の利回りは少し低くなります。この利回りは理想的な結果です。

この利回りは先進国株式インデックス(MSCIコクサイインデックス)の幾何平均利回り(6.05%)よりもやや高めです。個人投資家がeMAXIS slim 米国株式(S&P500)や楽天・全米株式インデックス・ファンドに好んで投資する理由もわかります。

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これを積立額別に計算し、将来(老後)の出口戦略まで見ていきましょう。

ちなみに:iFree S&P500インデックスなども同じ

S&P500をベンチマークにする「iFree S&P500インデックス」もここでの試算とほぼ同じ結果になります。もちろん、信託報酬などを勘案すると、平均的な成績は以下で述べる試算よりも低くなるはずです。

積立金額別の予想利益と節税額

積立金額別でのeMAXIS slim 米国株式(S&P500)の予想利益
毎月の積立額 20年後の評価額
(投資元本 + 予想利益)
節税額
1万円 477万円
(240 + 237)
約48万円
2万円 953万円
(480 + 473)
約96万円
3万円 1,430万円
(720 + 710)
約144万円

過去の利回りに基づく限りは、毎月2.1万円以上積み立てると、20年後の評価額は1,000万円を超える可能性があります。利回りが高いため、予想される節税額も大きめです。

65歳以降のeMAXIS slim 米国株式(S&P500)運用時の老後の出口戦略

他の記事の例にあわせ、以下2つのパターンを考えます。

  • プラン1:毎月5万円を均等に取り崩したら、積み立てた資産は何年利用できるか?
  • プラン2:20年間継続して取り崩すなら、毎月何円まで取り崩せるか?

いずれも「65歳以降、公的年金とeMAXIS slim 米国株式(S&P500)の売却益をあわせて、老後の生活費とする」ためのプランです。

なお、現在の統計に基づくと、高齢者夫婦が1ヶ月を生活するうえで不足する金額は6万円ほどとされています。統計はあくまで統計ですが、今回はそれを参考にこの2つのプランを考えました。

プラン1:毎月5万円を均等に取り崩すなら、何年もつ?

運用したeMAXIS slim 米国株式(S&P500)を毎月5万円ずつ取り崩した際に、何ヶ月間生活費の足しにできるか、を計算します。取り崩さない分は、さらなる将来のために継続して運用するものとし、取り崩し額が毎月5万円(年間60万円)を下回る直前のポイントを探しました

  • 毎月1万円→平均477万円:約11年
  • 毎月2万円→平均953万円:50年以上
  • 毎月3万円→平均1,430万円:50年以上

計算上、およそ930万円を越えると、毎月の取り崩し額よりも運用で増えるお金のほうが多くなります。しかし、ここでの計算は信託報酬等のコストは除外していますし、この利回りもあくまで過去の結果に基づく平均値です。現実的には50年よりも早いタイミングで運用資産は枯渇すると思います。

それでも、毎月2万円以上積み立てていれば、将来は貴重な収入源として期待できそうだ、と言えそうです。

プラン2:20年間均等に取り崩すなら、毎月いくら?

運用で得た資産を65歳から85歳まで均等に取り崩すなら、毎月いくらになるかを求めたものです。

  • 毎月1万円→平均477万円:429,300円 / 年(1ヶ月あたり35,775円
  • 毎月2万円→平均953万円:857,700円 / 年(1ヶ月あたり71,475円
  • 毎月3万円→平均1,430万円:1,287,000円 / 年(1ヶ月あたり107,250円

毎月2万円以上積み立てれば、投資信託の売却益だけで老後不足する金額を賄える可能性があります。

まとめるとこう

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)に毎月積み立てた資産を老後に取り崩すモデル
毎月1万円 毎月2万円 毎月3万円
20年後の評価額
(投資元本 + 利益)
477万円 953万円 1,430万円
毎月5万円の解約 約11年 50年以上 50年以上
20年間の継続解約 35,775円/月 71,475円/月 107,250円/月

投資上の注意点

S&P500指数のリスクの大きさに注意

ここまでは平均的に上手くいったケースを試算してきましたが、投資では「損をすること」も考えておかねばなりません。myINDEXのデータに基づくと、2008年の金融危機時にS&P500の日本円でのリターンは、1年間で-49%(投資額がほぼ半分に)です。

そのため、この試算結果を完全に信用せず、つみたてNISA以外にもお金を貯めることは忘れないでください。例えば、毎月3万円のうち、50%をつみたてNISA(eMAXIS slim 米国株式(S&P500))、残り50%を貯金するみたいな感じですね。

一国への集中投資にも注意

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)の投資先はアメリカの有名な500社に限られます。たしかにリターンは高く魅力的ですが、地域の分散性は低めです。もし将来、アメリカの企業が世界での存在感を失うとeMAXIS slim 米国株式(S&P500)の運用成績も伸び悩む可能性があります。

その点で、この商品は「これから20年間、世界の経済に中心はアメリカであり続ける」と信じられる人向けとも言えます。もし、ここに不安を感じるなら、先進国株式インデックスの利用をお勧め。こちらはアメリカ(と日本)以外の先進国株式が含まれますし、将来中国なども指数に加わる可能性もあるからです。

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まとめ

  • eMAXIS slim 米国株式(S&P500)のベンチマークであるS&P500インデックスの円ベースでの過去20年の平均利回りは6.42%(実際には信託報酬などがかかるので、もっと下がる)
  • 毎月2万円以上積み立てて、20年後に平均的な成績となれば、老後のまとまった資金源として有効活用できる可能性
  • eMAXIS slim 米国株式(S&P500)はアメリカへの投資に限られるので、「将来もアメリカが世界の中心である」と信じられる人向けの商品

個人的には、eMAXIS slim 米国株式(S&P500)よりも、地域分散性のあるeMAXIS slim 先進国株式インデックスのほうが初心者向きだと思っています。どちらを選ぶにしても、商品そのもののリスクは高いので、投資信託以外の資産も持つようになさってください。

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