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「つみたてNISA」で成功するための第一歩は証券会社選び!
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【つみたてNISA】「eMAXIS slim バランス(8資産均等型)」の積立額と老後資金の関係!

商品の選び方

つみたてNISA対象投信の人気商品の1つに「eMAXIS slim バランス(8資産均等型)」があります。三菱UFJ国際投信の資料によると、このファンドは2018年1月から8月までの中で、eMAXIS slimシリーズで2番目に売れた商品です(厳密には資金流入量が2番目に多い)。

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さて、この記事では、eMAXIS slim バランス(8資産均等型)に毎月いくら積み立てたら、老後のお金はだいたいいくらぐらいになるのか、を試算します。理想的な数値を使っていますので、実際にはもう少し利益が減るものだと思って、ご覧ください。

商品の解説などは別サイトの記事をご覧になってください。

eMAXIS slim バランス(8資産均等型)の評価と投資する上で知っておきたいポイント
つみたてNISAを語る上で「eMAXIS slim バランス(8資産均等型)」のことを忘れてはいけません。 eMAXIS slim バランス(8資産均等型)は人気のある8資産均等配分型のバランスファンドで、特に「世界経済インデックスファンド
Morningstar | Ibbotson

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eMAXIS slim バランス(8資産均等型)の平均利回り

eMAXIS slim バランス(8資産均等型)の幾何学平均利回りは、myINDEXの資産配分ツールより求めています。eMAXIS slim バランス(8資産均等型)と同じアセットアロケーションは1998年8月から2018年8月までに269%値上がりしています。これを20年で実現するには、毎年平均5.1%の利回りが必要です。

  • 平均利回り:5.1%

※myINDEXの過去20年(1998年8月~2018年8月)のデータに基づく

※実際には信託報酬などのコストが生じるため、実際の利回りは少し低くなります。この利回りは理想的な結果です。

この利回りは先進国株式インデックス(MSCIコクサイインデックス)の幾何平均利回り(6.05%)よりもやや低めです。世界経済インデックスファンド(5.68%)よりやや低いかほぼ同等と考えて良いと思います

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これを積立額別に計算し、将来(老後)の出口戦略まで見ていきましょう。

積立金額別の予想利益と節税額

積立金額別でのeMAXIS slim バランス(8資産均等型)の予想利益
毎月の積立額20年後の評価額
(投資元本 + 予想利益)
節税額
1万円412万円
(240 + 172)
約35万円
2万円824万円
(480 + 344)
約70万円
3万円1,236万円
(720 + 516)
約105万円

過去の利回りに基づく限りは、毎月2.5万円以上積み立てると、20年後の評価額は1,000万円を超える可能性があります。

65歳以降のeMAXIS slim バランス(8資産均等型)運用時の老後の出口戦略

他の記事の例にあわせ、以下2つのパターンを考えます。

  • プラン1:毎月5万円を均等に取り崩したら、積み立てた資産は何年利用できるか?
  • プラン2:20年間継続して取り崩すなら、毎月何円まで取り崩せるか?

いずれも「65歳以降、公的年金とeMAXIS バランス(8資産均等型)の売却益をあわせて、老後の生活費とする」ためのプランです。

なお、現在の統計に基づくと、高齢者夫婦が1ヶ月を生活するうえで不足する金額は6万円ほどとされています。統計はあくまで統計ですが、今回はそれを参考にこの2つのプランを考えました。

プラン1:毎月5万円を均等に取り崩すなら、何年もつ?

運用したeMAXIS slim バランス(8資産均等型)毎月5万円ずつ取り崩した際に、何ヶ月間生活費の足しにできるか、を計算します。取り崩さない分は、さらなる将来のために継続して運用するものとし、取り崩し額が毎月5万円(年間60万円)を下回る直前のポイントを探しました

  • 毎月1万円→平均412万円:約9年
  • 毎月2万円→平均824万円:約24年
  • 毎月3万円→平均1,236万円:約50年以上

毎月1万円の積み立ての場合、20年後には412万円になる可能性があります。このケースでは、毎月5万円ずつ取り崩すと約9年間で枯渇してしまうため、少々心もとないです。一方、毎月2万円を超えて積み立てると約20年以上は生活費に利用できる可能性があります。

毎月3万円積み立てた場合には、計算上は毎月5万円取り崩してもお金が減らなくなります。とはいえ、この計算はかなり理想的なものなので、実際にはもっと早くに枯渇する可能性があります。

プラン2:20年間均等に取り崩すなら、毎月いくら?

運用で得た資産を65歳から85歳まで均等に取り崩すなら、毎月いくらになるかを求めたものです。

  • 毎月1万円→平均412万円:333,720円 / 年(1ヶ月あたり27,810円
  • 毎月2万円→平均824万円:667,440円 / 年(1ヶ月あたり55,620円
  • 毎月3万円→平均1,236万円:1,001,160円 / 年(1ヶ月あたり83,430円

毎月2万円以上積み立てれば、投資信託の売却益だけで老後不足する金額を賄える可能性があります。

まとめるとこう

eMAXIS slim バランス(8資産均等型)に毎月積み立てた資産を老後に取り崩すモデル
毎月1万円毎月2万円毎月3万円
20年後の評価額
(投資元本 + 利益)
412万円824万円1,236万円
毎月5万円の解約約9年約24年以上50年以上
20年間の継続解約27,810円/月55,620円/月83,430円/月

投資上の注意点

もしも運用に失敗したら?

ここまでは平均的に上手くいったケースを試算してきましたが、投資では「損をすること」も考えておかねばなりません。myINDEXのデータに基づくと、2008年の金融危機時に、8資産均等配分型のポートフォリオは1年間で投資額の37.7%を失っています。この損失を「痛い」と感じるなら、もっとリスクを抑えた4資産均等配分をオススメします。

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いずれにせよ、この試算結果を完全に信用せず、つみたてNISA以外にもお金を貯めることは忘れないでください。お金を投資に「全フリ」すると失敗したときのダメージは甚大ですが、50%程度を現金としてのことしておくと、ダメージは軽減されます。

世界経済インデックスファンドとどちらがオススメ?

過去のデータに基づく限りは、eMAXIS slim バランス(8資産均等型)のほうがややリスクが低めです。

※myINDEXの1998年8月~2018年8月のデータに基づく

eMAXIS slim バランス(8資産均等型)の場合にはREIT(不動産投資信託)を含んでいるため、世界経済インデックスファンドとはまた異なったリスクの高さがあります。よく比較されるファンドではありますが、両者の特徴はやや異なっている、ということですね。

購入できる証券会社

  • 岩井コスモ証券
  • SMBC日興証券
  • SBI証券
  • 岡三オンライン証券
  • カブドットコム証券
  • GMOクリック証券
  • ジャパンネット銀行
  • 松井証券
  • マネックス証券
  • 楽天証券

SBI証券や楽天証券で購入すると、ポイントが付与されるので他の証券会社よりほんのりお得です。

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まとめ

  • eMAXIS slim バランス(8資産均等型)と同じアセットアロケーションの過去20年の幾何平均利回りは5.1%(実際には信託報酬などがかかるので、もっと下がる)
  • 毎月2万円以上積み立てて、20年後に平均的な成績となれば、老後のまとまった資金源として有効活用できる可能性
  • ライバルである世界経済インデックスファンドはほぼ同等のリスク(ただし、抱えるリスクの質は異なる)。8資産均等型よりもっとローリスクな商品を選ぶなら、4資産均等型などを選ぼう

eMAXIS slim バランス(8資産均等型)はミドルリスクミドルリターンを期待できる商品として選びやすいと思います。バランスファンドという特徴から「リバランス不要」で運用できる点も魅力です。

リターンを取るか。それとも損失回避を取るか。両者の選択に迷ったら、その中間であるeMAXIS slim バランス(8資産均等型)を選ぶのも良い選択だと思います。

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