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つみたてNISAで買えるもの。買えないもの

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つみたてNISAでどんな商品を購入できて、買えないものはなにか、ってご存知ですか。このあたり結構誤解があるようで、筆者運営サイトには「株主優待銘柄をつみたてNISAで買いたい」とか「つみたてNISAでソーシャルレンディングを始めたい」とか正しくない検索ワードで流入されてくる方がいます。

そこで、改めてつみたてNISAの対象商品について復習をしましょう。

つみたてNISAの対象商品が絞られている理由には、過去の研究や金融庁の様々な試算結果、そして個人投資家のよくある失敗談などが反映されているからです。つまり、つみたてNISAは投資未経験の初心者が始めても失敗しにくく、上手く将来に備えやすい特徴が揃えられています

つみたてNISAってかなり力の入った制度だって知ってました?

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つみたてNISAで買えるもの

金融庁認定の一部の投資信託のみ

つみたてNISAで買えるものは、金融庁が認定した一部の投資信託(および僅かなETF)のみです。

つみたてNISAの対象商品 : 金融庁
つみたてNISAのしくみや投資について基本から解説します。「つみたてNISA」の対象商品について説明します。

金融庁のページに条件が書いてありますが、以下がつみたてNISA対象投信へ課せられた条件です。

  • 販売手数料はゼロ(ノーロード)
  • 信託報酬は一定水準以下(例:国内株のインデックス投信の場合0.5%以下)に限定
  • 顧客一人ひとりに対して、その顧客が過去1年間に負担した信託報酬の概算金額を通知すること
  • 信託契約期間が無期限または20年以上であること
  • 分配頻度が毎月でないこと
  • ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと

一部の投資信託に限られた理由

以下の公式アカウントのツイートが役立つと思います。

端的に言ってしまえば、つみたてNISAはできるだけ投資の未経験者でも勝ちやすく制度設計されたものです。しかも、誰でもできるように、毎月1万円といった定額での積み立てに対応しています(というか、積み立て前提の制度です。)

投資信託自体は古くからある金融商品ですが、特に銀行での運用に問題があるなど、玉石混交の強い商品でした。つみたてNISAでは販売手数料をゼロにし、信託報酬に低い制限を課すことで、「石」をできるだけ取り除いているのです。

つみたてNISAで買えないもの

「一部の投資信託」を除いた、その他全ての金融商品

金融庁認定の投資信託を除く、その他の商品は全てつみたてNISAの対象外商品です。

  • 国内外の株式(株主優待銘柄や累投(株式累積投資)も含む)
  • 個人向け国債
  • その他の国内外の債券
  • ロボアド(ウェルスナビ・テオ・楽ラップ・マネックスアドバイザーなど、全て)
  • ソーシャルレンディング
  • ビットコインや仮想通貨
  • FXや先物など

これらの商品は、

  • 債券の場合:そもそも非課税にするメリットが薄い(儲けが少ないので)
  • 株式の場合:一般NISAがある。加えて、誰でも勝てるとは言いがたい
  • ロボアド:技術は素晴らしいが、商品としてのコストが高い
  • ソーシャルレンディング:投資家保護の観点で危うい部分あり
  • ビットコインや仮想通貨:投資家保護の観点で危うい部分あり
  • FXや先物など:投資家保護の観点で危うい部分あり

など、金融庁のお墨付きを与えられない事情も含まれます。加えて、投資信託とは異なり、「誰でも勝てる」とは言い切れない商品ばかりです(金融庁の検証含め、投資信託(インデックスファンド)を使った資産形成の有用性はかなり学術的に研究されています)。

つみたてNISAでは買えないが、一般NISAでは買えるもの

つみたてNISAでは買えないが、一般NISAでは買える商品もあります。

  • 国内外の株式(株主優待銘柄など)

株式を買いたいなら、つみたてNISAではなく一般NISAをお使いください

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まとめ

  • つみたてNISAで買える商品は、金融庁が認定した一部の投資信託のみ。これまでの個人投資家の失敗や学術的な研究も参考に、個人が勝ちやすい商品が選定されている
  • 金融庁認定の投資信託を除くと、その他の金融商品はつみたてNISAの対象外。これらはリスクの高い商品だったり、そもそも非課税にするメリットが薄い商品などが含まれる
  • 株式はつみたてNISAでは買えないが、一般NISAでは購入できるので、選ぶならそちらを

よく「株主優待銘柄をつみたてNISAで買いたい」みたいな誤解が見られます。でも、それは無理な話で、使えるのは一般NISAです。

つみたてNISAで買えるのは、厳しい条件をクリアした投資信託のみなのです。

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