積立NISA(つみたてNISA)は途中で積み立てを一時停止できます。そして、もちろん一時停止後の再開も可能です。
厳密には投資信託の積み立てに「一時停止」という設定はないので、一度積立設定を解除し、再開したいタイミングで再び積立設定を行なうことで、一時停止を実現します。
なお、つみたてNISAの非課税枠は、年が変わるとリセットされてしまいます。前年の未使用の非課税枠に遡って使うことはできないので、積み立てをいったん止める場合にはその点も考慮することをオススメします。
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一時停止の方法
投資信託の積立設定を解除する
つみたてNISAで積み立てを一時停止するには、現在の投資信託の積立設定を解除します。積立設定したままで、積み立てをいったん止めることはできません。
投信積立の一時停止はできません。
投信積立の買付を停止したい場合、積立設定を「解除」してください。積立「解除」をおこなっても、投信「解約注文」をしない限り、積立にて買付された残高は、保有いただけます。
投資信託の積み立て設定を解除しても、これまで購入した投資信託の保有残高はそのまま維持されます。また、つみたてNISA口座の利用もそのまま維持されますので、不安に思うことなく積立設定を解除してください。
解除方法は金融機関ごとに異なる点に注意
投資信託の積立設定の解除方法は各金融機関ごとに異なります。例えばネット証券(SBI証券や楽天証券)はインターネットから申し込めますが、他の金融機関では書類などで申し込む必要があります。詳しくは各金融機関の投信積立の解除方法をご確認ください。
Q. つみたてNISAでの積立を止めるにはどうしたらいいですか。
A. 一時的に積立を休止する場合は、定期積立プラン変更届をご請求いただき、お手続きください。積立の解約をご希望の場合は定期積立プラン解約届をご請求いただき、お手続きください。
つみたてNISAを開設する金融機関の変更、NISA口座の廃止は当社お客さま窓口までお問い合わせください。
設定を解除した投資信託への再積み立てもできます
積立設定を解除した投資信託に再度積み立てを設定することも可能です。その場合には、同一の投資信託への積み立てとして、これまでの積み立てた残高に加算されていくことになります。
積み立てを一時停止する際に注意すること
つみたてNISAの非課税枠は年が変わるとリセットされ、前年以前の枠を利用することができません。そのため、積み立てを一時停止し、年をまたいで再開した場合、前年の残った非課税枠分に遡って利用することができません(つまり、つみたてNISAを満額利用することができません)。
つみたてNISAの非課税枠を無理に全て使い切る必要はありません。
しかし、もしあなたが「つみたてNISAの非課税枠を満額使い切ろう」と思っているならば、たとえ積み立てを一時停止したとしても、その非課税枠はその年のうちに使い切らなければいけないことを忘れないようになさってください。
なお、ボーナス積み立てを併用すれば年の途中で再開しても満額利用することも可能です。
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まとめ
- つみたてNISAの投資信託積み立てはいつでも一時停止できます。停止したい場合は、投資信託の積立設定を解除します
- 投資信託の積立設定の解除とは、投資信託の売却やつみたてNISA口座の解約とは異なります。一時停止してもいつでも自由に再開できます
- 前年の残った非課税枠分は遡って利用できません。もし満額利用したい場合には、その年のうちに積み立てを再開させることを忘れないでください(無理に満額を利用する必要はありません)
余談ですが、つみたてNISAは最低100円から投資できる制度なので、わざわざ積み立てを解除せずとも最低額(100円)に設定しておく方法もあります。あなたの管理しやすい方法で積み立ててみてください。
ちなみに「解約(売却)」は最後の手段です。今までの積み重ねが無駄になりますので、判断は慎重になさってください。
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