結論から述べると、つみたてNISAを利用する上で、以下のような投資上の制限があります。
- 毎月の積立限度額は33,333円
- 年間の積立限度額は40万円
- 最大の非課税額は800万円
※iDeCo(個人型確定拠出年金)のように職業上での上限額の違いはありません
ただし、これらは上限であって、これよりも少ない額での積み立ても可能です。
毎月いくら積み立てるかはあなたの判断にかかっています。1万円でも2万円でもいいので、生活上、差し支えない額を積み立てられたら良いですね。
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つみたてNISAの限度額いろいろ
- 毎月の積立限度額は33,333円
- 年間の積立限度額は40万円
- 最大の非課税額は800万円
※iDeCo(個人型確定拠出年金)のように職業上での上限額の違いはありません
毎月の積立額制限:33,333円
毎月の積立額の上限は33,333円です。厳密には利用する金融機関の積立額の単位にもよりますので、例えば1,000円以上1,000円単位の積み立てならば33,000円が上限になります。
ボーナス積立に対応している場合
ボーナス積立に対応している場合、1回で最大39.88万円まで積立できます。このケースでは、
- 毎月の積立額は100円(年間1,200円)
- ボーナス積立は398,800円
- 両者を合算すると40万円
で、合算すると年間の上限である40万円になる、という話ですね。
年間の積立額:40万円
年間の積立額の上限は40万円です。1年間で40万円を超えて積み立てることはできません。
端数が出た場合(例えば、現在までの積立額が399,500円で、毎月の積立額が1,000円の場合)、その積立は行なわれずにスルーされます。しかしSBI証券の「NISAぎりぎり積立」のように、限度額からはみ出る金額を特定口座にまわす機能もありますので、金融機関次第では端数を気にせずに積み立ても可能です。
20年間の積立限度額:800万円
つみたてNISAを20年間最大限活用した場合の上限は800万円です。この金額を超えて積み立てることはできません。
2020年以降、800万円フル活用できるのは2023年までにつみたてNISAをはじめた人(で、かつ毎年満額の40万円を積み立てた人)のみです。2024年以降に始めた人は760万円しか活用できず、2020年に始めると720万円と、開始が遅れるほどに上限も減ってしまいます。
ただ、このあたりは金融庁も「つみたてNISAの恒久化」を考えているため、将来的にはいつ始めても満額積み立てになる可能性はあると思います。以下は、2019年4月に行なわれた「つみフェス2019」での発言です。
金融庁長官の話が面白い。
・つみたてNISAについて、非課税の恒久化をこれから取り組んでいきます
・私(遠藤長官)は主税局にいましたが、非課税枠の拡大は頑張りたいです笑
・多くの人にメリット感じて欲しいので、つみたてNISAはどんどん使って欲しい#つみフェス2019— 清水 俊博@金融経済教育 (@tossyshimizu) 2019年4月20日
職業で限度額の違いは生じません(iDeCoとは違います)
つみたてNISAはiDeCoと異なり、「第x号被保険者だから上限はx円」とか「公務員だから毎月x円まで」といった職業に基づく積立額の上限の違いはありません。つみたてNISAをはじめた人なら、誰であっても年間の非課税額は40万円で、毎月の最大積立額は33,333円です。
余談:限度額を増やす?方法
上限を増やすというと語弊がありますが、1世帯あたりの積立額の上限を増やすことはできます。それは、家族や両親も一緒につみたてNISAをはじめることです。
つみたてNISAは一人1口座まで利用できますので、例えば夫婦二人で始めれば1世帯あたり2口座まで利用できます。なので、年間の積み立て可能額は80万円となり、その分だけ将来の非課税の恩恵も大きくなります。
筆者がツイッターで繋がってる中では、みとべさんは夫婦でつみたてNISAをやっていらっしゃいますね。毎月の積み立てと、年初の一括投資を同時に行なうなど、いろいろ実験されているようです。
上限金額の範囲内で積立額を決めよう
繰り返すように、毎月の積立額の上限は33,333円です。この金額の中で、あなたにとって最適な積立額を決定しましょう。
筆者がつみたてNISAの実践者にアンケートを取ったところでは、満額積み立てが多かったです。彼らは投資に「かなり」積極的なほうなので、その点は考慮すべきですが。
#つみたてNISA やってる人。毎月の積立額は?
— みらい@招財進寶 (@instockexnet) 2019年3月17日
- 0~1万円:7%
- 1~2万円:10%
- 2~満額:55%
- 答えだけ:28%
投票数:346票
ただ、みんな満額だから、満額積み立てなければいけないということはまったくなく。例えば筆者は2018年に毎月2万円しか積み立てませんでしたし、積み立てすぎて生活がカツカツになってしまうのも考え物だと思います。
一方、将来の備えとするには、やはり積立額が多いほうが有利になりやすいので、そのあたりでバランスの良いところを見つけられたらいいですね。
個人的には手取り月収の10~20%ぐらいを目標にすればいいと思います。
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まとめ
- 毎月の積立限度額は33,333円
- 年間の積立限度額は40万円
- 最大の非課税額は800万円
※iDeCo(個人型確定拠出年金)のように職業上での上限額の違いはありません
少ない積立額を増やすためには
楽天証券のように、積み立てたらポイントを貰えるような証券会社を選びましょう。長期に渡って継続したら、そのポイントの分だけお得になりますよ?
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