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「つみたてNISA」で成功するための第一歩は証券会社選び!
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【つみたてNISA】人気商品「世界経済インデックスファンド」の積立額と老後資金の関係!

世界経済インデックスファンド目論見書商品の選び方

つみたてNISA対象投信の人気商品の1つに「世界経済インデックスファンド」があります。2018年9月現在で590億円以上のお金が集まっており、知名度・実績ともに十分の投資信託です。

世界経済インデックスファンド|三井住友トラスト・アセットマネジメント
三井住友トラスト・アセットマネジメントの世界経済インデックスファンドの詳細情報。ファンドの目的・特色、投資リスク、運用状況、手続・手数料、取扱販売会社、分配金一覧などがご覧頂けます。

さて、この記事では、世界経済インデックスファンドに毎月いくら積み立てたら、老後のお金はだいたいいくらぐらいになるのか、を試算します。理想的な数値を使っていますので、実際にはもう少し利益が減るものだと思って、ご覧ください。

世界経済インデックスファンドの商品的な解説やメリット、この商品が選ばれてきた背景などは別サイトの記事をご覧になってください。

世界経済インデックスファンドで海外旅行に!?つみたてNISAの定番バランスファンド
様々なコンテンツでオススメ投資信託の1つに上がりやすい「世界経済インデックスファンド」。横山光昭氏のベストセラー書籍「3000円投資生活」でも紹介されていました。世界経済インデックスファンドについて質問です。最近、投資信託に興味を持ち色々と...
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世界経済インデックスファンドの平均利回り

世界経済インデックスファンドの幾何学平均は別サイトで以下のように求めました。

  • 平均利回り:5.68%

※myINDEXの過去20年(1998年~2017年)のデータに基づく

※実際には信託報酬などのコストが生じるため、実際の利回りは少し低くなります。この利回りは理想的な結果です。

この利回りはバランスファンドとしてはややリスクの高い部類に属します。世界経済インデックスファンドは2018年9月時点で、その30%を新興国に投資しますから、比較的リスクの高い商品と言えます。

これを積立額別に計算し、将来(老後)の出口戦略まで見ていきましょう。

積立金額別の予想利益と節税額

積立金額別での世界経済インデックスファンドの予想利益
毎月の積立額20年後の評価額
(投資元本 + 予想利益)
節税額
1万円441万円
(240 + 201)
約41万円
2万円881万円
(480 + 401)
約81万円
3万円1,322万円
(720 + 602)
約122万円

毎月2.3万円以上積み立てると、20年後の評価額は1,000万円を超える可能性があります。また、この際のつみたてNISAを利用した節税額は100万円を超えてきます。

世界経済インデックスファンドは積極的にリターンを取る商品ですから、この予想結果から外れる可能性は十分にあります。この結果を完全に信用せず、つみたてNISA以外にもお金を貯めることは忘れないでください。例えば、毎月3万円のうち、50%をつみたてNISA(世界経済インデックスファンド)、残り50%を貯金するみたいな感じですね。

65歳以降の世界経済インデックスファンド運用時の老後の出口戦略

他の記事の例にあわせ、以下2つのパターンを考えます。

  • プラン1:毎月5万円を均等に取り崩したら、積み立てた資産は何年利用できるか?
  • プラン2:20年間継続して取り崩すなら、毎月何円まで取り崩せるか?

いずれも「65歳以降、公的年金と世界経済インデックスファンドの売却益をあわせて、老後の生活費とする」ためのプランです。

プラン1:毎月5万円を均等に取り崩すなら、何年もつ?

運用した世界経済インデックスファンドを毎月5万円ずつ取り崩した際に、何ヶ月間生活費の足しにできるか、を計算します。取り崩さない分は、さらなる将来のために継続して運用するものとし、取り崩し額が5万円を下回る直前のポイントを探しました

  • 毎月1万円→平均441万円:約9年
  • 毎月2万円→平均881万円:約31年
  • 毎月3万円→平均1,322万円:50年以上

1,322万円の資産を年平均利回り5.68%で運用できると、1年間で約75万円増えることになります。毎月均等に5万円ずつ解約しても、お金が増えるスピードが速いため、計算上はお金が減らなくなります。

しかし、ここでの計算は信託報酬等のコストは除外していますし、この利回りもあくまで過去の結果に基づく平均値です。現実的には50年よりも早いタイミングで運用資産は枯渇すると思います。

それでも、20年ぐらい5万円を取り崩しながら運用し続けられたら、なかなか良いと思いますが、いかがでしょうか。

プラン2:20年間均等に取り崩すなら、毎月いくら?

運用で得た資産を65歳から85歳まで均等に取り崩すなら、毎月いくらになるかを求めたものです。

  • 毎月1万円→平均441万円:374,850円 / 年(1ヶ月あたり31,237円
  • 毎月2万円→平均881万円:748,850円 / 年(1ヶ月あたり62,404円
  • 毎月3万円→平均1,322万円:1,123,700円 / 年(1ヶ月あたり93,642円

現在の統計に基づくと、高齢者夫婦が1ヶ月を生活するうえで不足する金額は6万円ほどとされています。毎月2万円以上積み立てれば、投資信託の売却益だけで老後不足する金額を賄える可能性があります。

注意点として、統計はあくまで統計であって、あなたの老後の生活費を反映するものではない点にはご注意ください。

まとめるとこう

世界経済インデックスファンドに毎月積み立てた資産を老後に取り崩すモデル
毎月1万円毎月2万円毎月3万円
20年後の評価額
(投資元本 + 利益)
441万円881万円1,322万円
毎月5万円の解約約9年約31年50年以上
20年間の継続解約31,237円/月62,404円/月93,642円/月

注意点:リスクの大きさにも注意

ここまでは平均的に上手くいったケースを試算してきましたが、投資では「損をすること」も考えておかねばなりません。myINDEXのデータに基づくと、2008年の金融危機時に世界経済インデックスファンドと同じアセットアロケーション(ポートフォリオ)は、1年間で投資額の35.5%の下落を経験しました。

確かに毎月3万円積み立てて、うまく行けば1,000万円を超える可能性があります。でも、例えば700万円積んだところで金融危機が来て、その35%(245万円)が失われたらどう感じますか?

このようなリスクを不安に感じるならば、もっとリスクの低い商品を選択することをオススメします。「どんな相場でも自分は耐えられる!」と思うのでしたら、世界経済インデックスファンドをお選びください。

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まとめ

  • 世界経済インデックスファンドと同じアセットアロケーションの過去20年の平均利回りは5.68%(実際には信託報酬などがかかるので、もっと下がる)
  • 毎月3万円積み立てて、20年後に平均的な成績となれば、1300万円を超える評価額になる。老後の生活費とする資産としては立派な金額
  • 世界経済インデックスファンドはリスクの高いバランスファンドでもあるので、「不安だな」と思うなら、もっとリスクの低い商品を選ぼう

余談ですが、書籍「3000円投資生活」では、オススメ商品として世界経済インデックスファンドへの投資が挙がっていますね。毎月3,000円の投資ならば、20年後の平均的な成績として約132万円を期待できます。老後資金としては少ないですが、まとまった小遣いとしては良い金額だと思います。

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