つみたてNISAを始めるにあたって、いくら積み立てるかお悩みですか?もしかして、毎月40万円積み立てなければ・・とか思ってません??
結論から述べると、あなたが初めての投資なら毎月5,000円程度の積立額をオススメします。これは金融庁が公表するつみたてNISAの利用者の統計データから算出したものです。おそらく毎月5,000円~1万円程度の運用が、つみたてNISA利用者の一般的な積立額と予想されます。
制度的には毎月100円~1,000円から積み立てても問題ありません。
いずれの金額も、「運用してお金を増やす」という意味では少ないかもしれません。ですが、そもそもつみたてNISAは長く継続しなければ利益を最大化できないため、最初は投資額を抑えてでも、長く継続できることを意識したほうが良いと思います。
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毎月5,000円ぐらいからで良いのでは
根拠:統計データから求めた平均的な積立額
1つの目安として、毎月5,000円ぐらいでよいのでは?と筆者は思います。この金額は、つみたてNISAの統計情報からもとめた平均値で、つみたてNISA口座の稼働率を考慮せずに、積立金額を利用者で割って求めています(つまり、「みんなと一緒が良い」人向けの金額です)。
稼働率も考慮すると、一人だいたい1ヶ月1万円ぐらいになります。ただ、金額が大きくなると当然損益も大きくなるので、最初は5000円ぐらいにしておき、「つみたてNISAっていいな。もっと頑張ろうかな」と思ったら、毎月の積立額を変更すれば良いと思います。
毎月5,000円の積み立てでいくら儲かりそう?
以下の記事で触れたように、147~228万円程度と予想します。
★毎月5,000円を20年間積み立てた場合(積立額は120万円)
- 利回り2%の場合:147万円(+ 27万円)
- 利回り4%の場合:183万円(+ 63万円)
- 利回り6%の場合:228万円(+ 108万円)
- 平均利回り2%を期待できる商品:特に債券比率の高いバランスファンド
- 平均利回り4%を期待できる商品:バランスファンド
- 平均利回り6%を期待できる商品:株式100%で運用する商品
※厳密には商品次第でもっと異なります
もっと投資のハードルを下げるなら
100円~1,000円でもいい
SBI証券や楽天証券などのネット証券は毎月100円から投資できますので、「5000円すらハードルが高い」と感じるなら100円で始めればよいのです。
一方、一般的な銀行のつみたてNISAは1,000~3,000円程度が最低投資額になっていることが多いので、「1,000~3,000円程度」から始めると良いと思います。
運用中に積立額を変更しても良い
大切なこととして、つみたてNISAはいつでも積立額を変更できます。「もっといける」と思ったら積立額を増額すれば良いし、「やっぱり怖い」と思ったら積立額を減額すれば良いです。以下の記事にあるように筆者のつみたてNISAの積立額は数ヶ月単位でころころ変わっています。
つみたてNISAだけで老後2000万円問題対策するなら、積立額はいくら?
2019年6月ごろに話題になった「老後2000万円」を念頭に、つみたてNISAで2000万円作れるかも紹介します。結論を述べると、たとえ満額の年間40万円を利用したとしても、計算上はつみたてNISAだけで2000万円を作ることは困難です。つまり、老後資金を念頭につみたてNISAを利用するならば、「つみたてNISA + α」での対策が必要です。
言い換えれば、つみたてNISAを無理に満額まで頑張る必要は無いので、その代わり定期預金等とも併用して運用できたらいいですね、って話です。
ちなみに、筆者が聞いたところではこんな話も。
つみたてNISA以外の取引も考えて金融機関はネット証券。今は2大ネット証券(SBI証券と楽天証券)のどっちかでいいと思います。
金額の話で申し上げたとおりに、ご本人に無理のない金額。例えば毎月5万円貯金できるなら、10分の1の5,000円を積み立てるなら無理がないと思う。3万円なら3000円で、1万円なら1,000円。
できる金額から投資を始めましょう。
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まとめ
- 統計データから計算すると、つみたてNISAの平均的な積立額は5,000円~1万円程度。初心者はこの金額を参考にすると良い
- 制度的な最低額は100円~1,000円であることが多いので、最低額から始めて、あとで増額してもよい
- たとえ満額利用しても、2000万円にはおそらくならない。ので、つみたてNISAに全力でお金を回すよりも、定期預金なども活用できるような積立額を決めると良い
筆者は、「積立額を気にするようなタイプ」の方は、毎月数千円程度からバランスファンドへの積み立てを行なうのが良いと考えています。理論上は満額利用することで非課税メリットも最大化できますが、そもそも継続できなければ意味がないので、ゆるゆるつづけられる範囲で始めることをおすすめします。
余談:筆者のつみたてNISA積立額
筆者は毎月2万円~3.3万円(満額)の間で積立額を適度に調整しています。現在の結果は以下の記事で示していますので、この記事先のグラフの金額を4で割ると、だいたい5000円で積み立てた時のイメージになると思います。
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