結論から述べると、つみたてNISAを始めるためにお金を貯める必要はありません。毎月5,000円や1万円を積み立てれば、それが立派な資産形成のための投資になります。
統計的にはおそらく毎月5,000円ぐらいの運用をしている人が多いです。ネットには満額利用者が結構いらっしゃいますが、彼らはどちらかと言えば異色な存在なので、積立額の少なさを憂う必要はありません。
家計が苦しい時は積立額を減らしても良いですし、一度止めても良いです。積立額の変更や停止に関するペナルティはありませんので、気軽に付き合っていきましょう!
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つみたてNISAを始めるためにお金を貯める必要は無い
つみたてNISAの良いところは、
- 金融機関次第ですが、最低100円~1000円から取引できる
- 毎月の積み立てで運用できる
- 毎年の非課税枠を使い切る必要が無い
の3点です。
すなわち、毎月100円からでも積み立てできるわけで、これを「お金がたまらないからつみたてNISAを始められない」と述べるのは、そもそも運用をしない理由を探しているようにも感じます。
また年間40万円の非課税枠を全て使い切る必要もありません。つまり、毎月100円を12ヶ月(= 1,200円)の積み立てでも良いわけです。
もっとも、毎月100円ずつ積み立てたところで、お金は大して増えませんが・・・笑
例えば毎月1万円以内の積み立てはどうか
現実的には1万円以内を積み立てたい
現実的な話をすると、つみたてNISAを利用するなら毎月5,000円か1万円程度の積み立てはやっておきたいところです。
例えば、以下の記事では毎月5,000円の積み立て(120万円 = 5,000円 × 12ヶ月 × 20年)の投資に対して147~228万円になると予想しています。もし120万円が147万円になったとしたら、だいたい1ヶ月の生活費として利用できますし、なんならちょっとした海外旅行の費用にもできるわけです。
5,000円がきつければ3,000円でも良いと思います。3000円と言えば、ある書籍でも話題になった金額ですね。
平均的な積立額は
以下の記事でも紹介しましたが、一人あたりの平均的な積立額は約7,500円です。中央値はおそらく5,000円ぐらいですので、この金額で積み立てることができれば、「平均的なつみたてNISAの投資家像」ということですね。
家計が苦しいときは積立額を変えてもいい
最初は5000円~1万円を積み立てるとしても、やっぱり生活が苦しいなと感じたら、積立額はいつでも減額できることも知っておいてください。例えば筆者は所用でカナダに行った際に、お金が足りないとの理由で1回積み立てをパスしましたし、その前後で積立額の変更も行なっていました。
出典:筆者SBI証券口座
ウェブから操作する場合には、このように積立額を変更したいときに自由に変えられるのもつみたてNISAのメリットです。あんまり金額にこだわらず、状況に応じて適宜コントロールしてやっていきましょう。
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まとめ
- つみたてNISAを始めるためにお金を貯める必要は無い。つみたてNISAは最低毎月100円~1000円から試せる
- さすがに毎月100円では大してお金が増えないので、できれば5000円か1万円ぐらいは積み立てたい
- 生活が苦しいと感じたら、積立額を減額しよう
つみたてNISAは、おそらくあなたが考えているよりももっと「緩い」制度です。積立額の変更も、途中で積み立ての中断も再開も可能です。
無理のない範囲で一緒に利用していきましょう!
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