ポイント投資を活用しながら、毎月3,000円をつみたてNISAで運用すると、つみたてNISAの運用を終える頃にはおそらく200万円ぐらいのお金を手にしていると思います。いわゆる老後の「2000万円」はクリアできないものの、それでもある程度まとまったお金としては十分な金額です。
この投資は、そういう小さな積み重ねが大切なのですから。
ポイント投資を併用しながら毎月3,000円ずつ投資できる金融機関として、楽天証券とSBI証券の2大証券が良く選ばれています。
つみたてNISAを始めるなら、こういったお得な金融機関を利用できるといいですね。
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毎月3,000円という絶妙な金額
お小遣いの一部を投資するだけ
「3,000円を投資」と言えば、「3000円投資生活」という有名な初心者向けの投資本が説いた話がありますね。「3000円投資生活」では、毎月3,000円を世界経済インデックスファンドに積み立てようと提案しており、おそらく結構な方が真似をされたのでは?と思います。
2019年に発行された書籍「3000円投資生活デラックス」では、楽天・全世界株式インデックス・ファンドへの積み立てを提案されていました。どちらでも良いと思いますが、個人的にはeMAXIS slim バランス(8資産均等型)への積み立ても悪くないと思っています。
個人的に、この毎月3,000円という金額は非常に絶妙だと個人的に思っています。
- 3,000円より少ないと、損益もかなり小さく、運用の実感を得にくい
- 3,000円より多いと、毎月の生活の支出を切り詰める必要が出てくる
毎月3,000円だとお小遣いの一部を投資する程度です。それでいて、将来ある程度お金が増える可能性がありますから、運用を実感するための金額としてちょうど良いと思うのです。
3000円が難しければ、1000円でも良いと思います。
毎月100円と毎月3,000円の違い
同じ商品に投資する限りは、より投資額の多い3,000円投資のほうが予想損益が大きくなります。以下はつみたてNISAを模したシミュレータで、20年間毎月100円と毎月3,000円を積み立てた場合の予想損益です。
投資先として、書籍「3000円投資生活」で登場した「eMAXIS バランス(8資産均等型)」と同等の8資産バランスファンドを想定しています。
★毎月100円の場合(総積立額:2.4万円)
- 最大値:150万円
- 最小値:1万円
- 中央値:5万円
※リターン4%、リスク12%にて1,000回計算
★毎月3,000円の場合(総積立額:72万円)
- 最大値:640万円
- 最小値:31万円
- 中央値:144万円
※リターン4%、リスク12%にて1,000回計算
この記事では3,000円を例題に挙げましたが、初めての投資なら毎月100円スタートでも問題ありません。始めてみて「良いな」と思ったら投資額を増やし、「やっぱダメ」と思ったら投資額を増やさずに運用を止めればいいのです。
少ない投資額をポイント投資で賄う
現実的な話をすると、「3000円投資」で老後の2000万円問題に備える、というのは無茶な希望です。先ほどの計算を行なったシミュレータで計算すると、毎年利回り18%程度で運用できなければ、3000円の積み立てで2000万円を作ることはできません。
そこで、ポイント投資を利用して、少しでも資産の最大化を図ることをオススメします。
特に人気なのが楽天証券とSBI証券の2社です。両者はそれぞれ楽天スーパーポイント、Tポイントを利用したポイント投資に対応しています。
【楽天証券かSBI証券か】
楽天証券とSBI証券のどちらがいいか迷っている方向けに選択チャートを作ってみました。
楽天カードを持っていたら楽天証券一択です。
YahooカードやTポイントユーザーの方、米国高配当株投資をやりたい方はSBI証券がおすすめです。開設は無料なので迷ったら両方でもOK! pic.twitter.com/42ims08204
— ナザール@積立投資で3,000万円作る (@invester_Nazal) 2019年10月13日
楽天証券の場合には、楽天カードを利用した投資信託の積み立てにも対応しています。積み立てた金額の1%が楽天スーパーポイントで還元されるため、さらに運用効率を高められます。
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まとめ
- つみたてNISAは毎月3,000円から始めても良い。この金額設定は無理のない金額として絶妙だ
- 3,000円で20年間運用すると、72万円の投資に対し、144万円のリターンを期待できそう
- さすがに3,000円投資で2000万円作ることは困難なので、ポイント投資などを活用して少しでもリターンを高めよう
最初は100円でも1,000円でも3,000円でも良いので、まずは始めてみることが大切だと思います。
やっぱり「成功」するためには行動するしかないのですから。
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